移動ド相対音感イヤートレーニング

「自分の気持ちと音の高さがリンクして
自由にアドリブ表現できるようになるとうれしいです。」

お名前 Ms.K.K. 年齢 53才
学校 / ご職業 エリザベト お住まい 広島
受講レッスン 移動ド相対音感ストレスフリーBasicプログラム 専攻 アルトサックス 
音楽歴、音楽活動等  40年 
①移動ド相対音感プログラムをご希望された動機をお教えください
>暗譜が苦手で音感を鍛えたいと思ったから 
>自由にアドリブができるようになりたかったから 

=固定ドじゃダメと思ったのですね、
気付くだけ良かったですね、道が開けました。


②出来るところから少しずつ音の幅を広げて行きましたが如何でしたか?
> 音の幅が広がるたびに他の音までわからなくなりました。
戸惑う→落ち込む→慣れるの繰返しです。

=確実な正攻路線です。
 
③移動ドは12種類の高さの異なる相対音感をそれぞれドレミで判断します。
1種類でしかドレミが存在しない固定されたドの音感と違いは如何でしたか?
> 移動ドのほうが
ドレミそれぞれの音が持つ個性や役割を深く感じた音楽ができると思います。
それにしてもひとつの音の粒にこんなに向きあったことはありませんでした。
音楽の土台なのに。

=でした。多くの人が音だけ出しています。
④12種類の高さでそれぞれドレミ~と唄えると何が出来るのでしょう?
>自分の気持ちと音の高さがリンクして
自由にアドリブ表現できるようになるとうれしいです。

=きめが細かくなればなる程、
音が自分の化身になるので至福が味わえます。


>結局
感じて唄える範囲のことしか心から気持ちよく吹けないんだなとわかります。

=楽器以前の問題で
自分の中から生まれる音楽が先という事を知ります。
多くの人が自分の心からではなく、
楽器に振り回されて音だけ出している事に気付きます。


>先生のアドリブのあとに吹くとバレバレです。
まだまだ抜け出せてませんが先生のように気持ちとリンクした
心に届くアドリブができるようになりたいです。

=アドリブは音数を多く吹けば良いというものではなく、
音ひとつでも沢山の気持ちを込めて吹ける事が大切です。
カルロスジョビンのOne note samba のとおり、
音ひとつでも愛は語れる。ということが原点です。
演奏家にとって
音に自分の気持ちが宿らないと音楽として成立しない訳です。
この段に来るとご自身の判断と思いがちですが
聴く人が聴くとその演奏が自身の心からの創作によるものか、
人の真似、あるいは
ただ音だけ出しているかが直ぐに判ってしまいます。
ご自身が何を求めるのか?でそれから先の路が分かれます。


⑤遂に
オクターブ上のド~ド迄を正確に聴き採り反応して唄える様になりました。

その時のご感想をお教えください。
>やっとできた〜って感じでした。
むしろこの先が必要だと思うから
早く次が出来る様になりたいって思いました。
⑥レッスンを終え感想メールの相互確認迄を1レッスンとしています。
如何でしたでしょうか?
>レッスンでわかったことやできなかったことの
ふりかえりはもちろんですが先生のエール!
があるから落ち込んでも続いてると思います。

=出来ない、つまり聴こえた音に反応できないのは、
あらかじめご自身の内に
その音に対してリンクする感情が無い事が原因です。

私を含め正確にどのキーでも音が階名で聴こえてしまう人々は、
その音に対して何を感じたのか?を
当たり前の様にいつも思い記憶する習慣、言わば「癖」があります。
揺るぎなくどのキーに移動しても 確固たる相対音感が無い方は
その自分にとっての音の役割の記憶が薄い訳で、
一緒にその「癖」が習慣化する様に誘うところから始めます。

五線譜を見てそれが唄える・・では音感とは言えずただ単に
メロディーを覚えたに過ぎず、
本来の「音感」は不特定多数の音の動きを全てのキーで正確に
その役割が判断出来る事を意味しますので
sonicでは譜面を使わずに常に12キーで
不特定多数の音で反応出来る環境の基に進めます。

例えば、日本で英語を学ばずに、 直接アメリカやイギリスに
行ってしまって生活しながら体感で英語が片言でも話せる様になる。
に似ています。

日本で文法から学習するのではなく、
ネイティブの発音の中で体感しながら、
あ~こういう時にはこう言うんだ~と心が記憶します。
⑦多くの方が12種類の相対音感が持てずに不自然な音楽をされています。
Cで固定されたドで、C以外の音楽を理解する事は不可能ですし
ましてや作曲家の心のストーリーを深く読み演奏する事は不可能です。
12キーを制覇された今ではこの現実を実感されましたでしょうか?
> ささやかなフレーズでも高さ(Key)がかわると趣きがかわりました。

=それが音楽の自然な姿です。
inCの固定ド音感でin C 以外の曲を判断すると
その自然な無垢な姿やそのキーでしか生まれなかった
心のストーリーの記録を破壊してしまい
本来何を言いたかったか?が闇に葬られ一生解らくなります。


> 移動ドでマッピングすると調号の多い曲でも
仕組み自体はシンプルだったりするのがわかります。

=音楽は譜面を見ると一件難しく見えるものでも、
クラシックも含めその殆どが原始的な閃きや発想から生まれる
単純なメロディーで始まる事を知ります。

in C 以外の曲で発想された曲を
無理やりin Cの音感で見たり感じようとすると
難しく見えてしまうのは当たり前で心のストーリーが破壊された
支離滅裂な階名になってしまったものを唄っても
演奏してもしっくりと実感出来ないのはその為です。


>暗譜もしやすいと思います。

=はい。上記のとおり、 正しいキーを見極めて
そのモチベーションの高さの相対音感で階名読みすると
閃きや発想が原始的な事が判るので
文字通り楽に唄える訳です。なので音楽します。

⑧sonicはドレが判らない方から受け入れ受講されています。
悩める方々へひとことアドバイスをお願い致します。
>え、悩める方々って……
私ほどはいないと思うくらい
色々色々先生にご迷惑をおかけしております。

=固定ド教育であったり、パート譜で教育を受けた方は
残念ながら悩みのカオスを背負います。


>でも色々なやりかたを処方して頂き
ジワジワと底上げして頂いており感謝してます!

=焦らずに、最初からネイティブな発音で
自分の感情に忠実に音が唄える様に誘います。

お互い忍耐力が必要ですが、
「自由に音楽がしたい!」をご希望される方に対しては
その願いを実現する為に
選手とコーチのベストチームワークで精神管理に務めます。
お互いの情熱が成せる技だと思います。


>あきらめないが目標です。

=そうですね、やればやるだけ出来る様に、
音の自分に対しての役割がはっきりして来る訳ですので
自由な演奏や作曲に反映する訳です。
その将来の事を想うとコーチングをあきらめる訳に行かなくなります。

 
 

貴重なアンケートメールをどうも有り難うございました。沢村満